昨年に引き続き今年も、早稲田大学の池上先生のIntroduction to Global Leadershipの授業で「Gender Diversity」についてレクチャーをしました。
まだ頭の柔らかい若い世代に、「ダイバーシティ＆インクルージョン」というコンセプトに触れ、問題意識をもってもらえる貴重な＆ありがたい機会でした。

この授業をとっている学生さんは、学部・学年混合で、留学生が3割。Diversityに富んでいます。
今年は学生さんの意見をもっと引き出してみようと、グループディスカッションをひとつ追加しました。

Gender Diveristyの日本における課題を他国との比較をしながら共有したあと、「皆さんのグループは日本の大企業のダイバーシティ推進コミッティーです。女性管理職の数を増やすための施策を提案してください」というお題をふってみました。
すると、次のような意見があげられました。
「女性社員だけを対象にした施策ではなく、男性社員を含めた両立支援が必要」
「男性が子育てや家事をすることに対して、よいイメージを植えつけなくてはいけない」
「各企業の取組みに任せるのではなく、社会全体に関わる政府のリーダーシップが必要」
「最新のテクノロジーを使えば、新しい、柔軟な働き方を実現できるのでは」
「中国のように、子育てに祖父母の協力をもっと得ることができるのはないか」
いずれも、最近、政府やダイバーシティ推進の先進企業が注目している領域です。短い討議時間の中で、枝葉の施策にとどまらず、本質的な問題提起がなされたことに感心しました。

彼らのような若い世代が社会にでて、これまでの常識をしなやかに超えていってくれること心から期待しています！