今回のブログでは、この春新たな試みとしてV&Vが実施した「研修卒業生向けイベント」の事例をご紹介します。

背景：
V&Vは、大手日本企業（業界最大手A社）の女性コア人材（係長/総合職）向け研修プログラムを５期に渡って提供してきました。今回行ったのは、この５期を「縦」に繋げるイベントの開催です。

各期の研修は、受講者一人ひとりの意識と行動変革の支援およびビジネススキルの向上をはかることを目的とし、数か月に亘ってじっくり取り組むプログラムとなっています。グループや個人での課外ワークがあり、受講者は自分自身に向き合うとともに、ビジネスパーソンとして成長することが求められるなかなかタフな内容です。いわゆる修羅場体験を通じて受講者同士の絆も研修期間を超えて深いものになります。

最近人事の方から、「この研修を完走した卒業生は、実力と自信をつけて、仲間同士のネットワークも活かしつつ、それぞれの持ち場で『ならでは』の活躍をしています」と伺っていました。弊社としては、期の「横」のつながりを超えて、卒業生同士の「縦」のつながりがつくれたら、更にお互いの活躍の場が広がるだろうと思っていました。今般、人事の方々のご発案で、この「縦」のイベントが実現できたのです。

対象者：研修卒業生（5期）のうち希望者
期間：半日（午後）
形式：オンライン（Zoom）＊日本全国からの参加が可能となりました
目的：研修卒業生に「学び」と「ネットワーキング」の機会を提供する

内容：

• ミニ同窓会

• スキル研修1科目

• 現在の仕事における課題について考える

効果（参加者からのフィードバックより）：

• 満足度は総じて高く、スキル習得に加え「前向きなマインドセットが持てた」などモチベーションの向上につながったとの声が多数あがりました

• 前向きになれた理由の一つに、「同じような悩みを抱えながらがんばっている仲間の存在や他拠点・他部門で活躍する女性の存在を認識することができた」ことがあげられました

• 講師に再会できたのがうれしかったとの声も多数あり、感激しました

 

V&Vの感想：
次のような卒業生の成長を見ることができました。

• 研修で培った「主体的に場に貢献しようとする姿勢」が身についている

• 研修時よりも視座が上がっている（客観的に俯瞰的に課題を捉えようとする）

• 画面越しにみた表情や振る舞いにビジネスパーソンとしての成熟さが感じられた

 

V&Vの研修は、一時的な知識やスキルの習得ではなく、継続的な成長の基盤となるマインドセットを培う場でありたいと考えています。久し振りに再会した卒業生たちには、異動、転勤、昇格などのキャリア上の変化や、結婚、出産などの私生活の変化など、さまざまなチャレンジがあったと知りました。チャレンジに対峙してきた受講者の「その後」の成長を見られたことは、研修の継続的な効果を確認するうえでも有効な機会となりました。