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実施報告:お茶大女性ビジネスリーダー育成塾「徽音塾」(2020年8月29日)

Photo by Miki Kondo

2020年8月29日(土)にお茶の水女子大学「徽音塾(きいんじゅく)」にて、近藤が社会人女性向けに「これからの、女性のリーダーシップ~グローバルとローカルの視点から~」の講義を行いました。


元々5月にお茶大キャンパスで実施予定だったのですが、新型コロナの影響で中止に。残念に思っていたら、事務局の皆さまのご尽力で、オンライン講座が実現しました。


今年で3年連続の登壇となりますが、講義内容には、毎年「新ネタ」を入れることを心掛けています。今年の「新ネタ」は「コロナ禍のリーダーシップ」です。受講者の方々の実感を踏まえて、不確定で危機的な状況下では、どのようなリーダーシップが効果的なのかについて意見交換をしました。また、コロナ禍で注目されているリーダーの一人、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(首相就任後に産休をとった初めての政治家)の「厳格な決断」と「共感力」を両立させているユニークなリーダーシップスタイルを紹介しました。


オンライン講義の懸念点は、私の、受講者の意見や考えを引き出す「双方向」スタイルがどこまで通用するのか、ということでした。幸い、今回は想像以上に双方向に進めることができました。要因は2つです。
①チャット等ZOOMの機能を活用することで受講者の方の考えを即座に共有できた
②受講者の方々が、問題意識が高く、学ぶことに意欲的であった


特に前述②の受講者の方々の意欲は、目をみはるものがありました。講義終了後の交流会に最長1時間とっていましたが、実施前は、正直「1時間も間が持つのか?」と心配していました。しかし、ふたをあけてみると、受講者の方々からのコメントや意見が途切れることがなく、あと1時間あってもよいくらいでした。


加えて、今回実感したオンライン講座の良さは、次の通りです。

  • 遠隔地にお住まいの方、子育て中などの制約のある方も参加しやすいこと(赤ちゃんを抱っこしながら参加された方がいました!)

  • 移動せずとも(今回は特に猛暑の中...)快適な室内から即座に学びの場にアクセスできること


もちろん、オンラインが対面の講義が提供する価値をすべてカバーできるとは思いません。五感で受講者の反応を感じながら、瞬時にやりとりすることで起こる化学反応は、対面の醍醐味です。これからは、各講義における「双方向」の割合や、クライアントのご希望により、オンライン、対面、ハイブリッド(併用)の選択が適宜なされてゆくものと考えます。今のタイミングでは、弊社として、これまで経験の薄かったオンラインでの双方向の学びの場のあり方を、引き続き追求したいと思います。


徽音塾のウェブサイトで「授業風景」を紹介していただきました。
http://www-w.cf.ocha.ac.jp/leader/kiin/20200829lec/

2020年9月17日

投稿者:

コラム

カテゴリ:

近藤美樹

実施報告:お茶大女性ビジネスリーダー育成塾「徽音塾」(2020年8月29日)

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Value&Vision の徳田亮と近藤美樹がグローバルリーダー育成、ダイバーシティ&インクルージョン推進、女性リーダー育成、経営コンサルティングなどに関する内容を、エッセイ、分析、対談など、さまざまな形式で綴ってゆきます。

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