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【旧サイト】女性人材育成者研修の新しい展開

Photo by Miki Kondo

今年から展開している企業向けの「女性人材育成者研修」をご紹介します。
対象者は、女性人材を育成する立場にある管理職。多くの場合、男性です。
研修をご依頼されるクライアントの目的は、管理職が「ダイバーシティマネジメントとは何かを理解する」「女性人材の効果的な育成方法を知る」場を提供することです。


私どもの研修の特徴は、次の5つです。
1. 強みや経験の異なる男女の講師がペアで実行する
経営者および男性管理職としての経験をもつ弊社代表の徳田と、女性管理職および人材開発のエキスパートとしての経験をもつ私(近藤)の2名体制で研修を進行します。
「女性の視点」「男性の視点」、「経営の視点」「現場の視点」など、複数の視点から「ダイバーシティマネジメント」「女性人材の育成」に切り込むことで、参加者のさまざまな問題意識に応えます。


2. 参加者間の討議に重きをおき、参加者の当事者意識を醸成する
レクチャーを通じて参加者にダイバーシティマネジメントや女性人材育成に関する「考える材料」を提供します。その後、いくつかのテーマを設定し、参加者間で討議をしてもらいます。研修に「落としどころ」は設けず、否定・肯定両方歓迎とし、率直な意見交換を促します。


3. 「男女の強みを組み合わせて組織のパフォーマンスを向上させる」という視点にたつ
客観的な男女の特性を示しながら、男女の強みを組み合わせてチームや組織を強くするには?という視点を提供します。つまり、両者には生理学的に違いがある、という90年代以降の学術調査に基づき、男女の違いを前提としたうえで、お互いの強みを意思決定や課題解決にどう生かしていくか、を共に考えます。


4. 女性リーダー育成研修とリンクさせる
女性人材向けの「女性リーダー育成研修」と「女性人材育成者研修」の対象者は、多くの場合、上司と部下の関係にあります。二つの研修を当社でお受けする場合、双方の対象者が共通言語をもち、コミュニケーションをとったり、協働したりする仕掛けをつくります。双方、別々に研修を行った後、学びの結果を応用する場として、ジョイントのワークショップを行うこともあります。単発の研修で終わらず、職場の風土改革の一歩になることを目指しています。


5. 企業にあった事例や情報を提供する
当社のモットーであるテイラーメイドで、企業や参加者の属性にあった事例や情報を提供します。ダイバーシティの先進事例である欧米の動向にもアンテナを張ります。


研修開始時には、いったい何をさせられるのだろう?と怪訝な顔の参加者もいらっしゃいます。しかし、討議が進むにつれて「当事者」としての建設的な意見、問題提起がどんどんあがってきます。そこには、「会社をよくしたい」という思いや「部下を育てたい」という真摯な気持ちがみてとれます。
この研修を通して、男性管理職の方々が、「押し付けられ感」からではなく、自らの問題意識や良心のもとに、意識や行動変革に踏み出す後押しをしていきたいと考えます。

2015年8月17日

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近藤美樹

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近藤美樹の旧ウェブサイト「Empower Women Leaders Program」に掲載されたブログ(2014年7月~2016年4月)を転記しています。

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