![【旧サイト】専修大学リーダーシップ開発プログラムでの講義](https://static.wixstatic.com/media/8f8d78_c8ae35ef4573425fa94a54ad3c0bf591~mv2.jpg/v1/fill/w_900,h_675,al_c,q_85,enc_avif,quality_auto/a63cd9e38964634741a5a3fe89055308_XL.jpg)
6月25日に専修大学のリーダーシップ開発プログラム-蒼翼の学舎-で講義をさせていただきました。
このプログラムの目的は、卒業後、組織や社会を牽引する人材として活躍するために必要な「リーダーシップ」の基礎を体得すること。対象者は、学年・学部を問わず公募。単位にならないプログラムかつ、4月~12月までの長期間に亘り、グループワークなどの課外の取組みもあるので、学ぶ意欲の高い学生さんが集まるとのこと。
私は「ダイバーシティ・リーダーシップ」という講座を担当しました。ダイバーシティが組織に与える影響や、多様なメンバーで構成される組織における効果的なリーダーシップのあり方についての授業を行いました。
この日も、近藤恒例の「100%参加型・声を出す授業」を展開し、グループ討議に重点をおきました。結果、最初は大人しかった人も、徐々に手があがるようになり活気ある授業となりました。
グループ討議では、「同質的なチームと多様性のあるチームの強みと弱点比較」「多様性のあるチームで行うグループワークのケーススタディ」をとりあげました。
感心したのは、グループ討議のアウトプットの“量”です。いずれのトピックでも各グループから数多くの意見・アイディアがあがり、他のグループにはない視点が共有されました。
また、多様な個の活躍を阻むものとして、無意識の固定観念(ステレオタイプ)の話をしたところ、皆さんとても興味をもってきいてくれました。
さらにダイバーシティが生む困難についても率直にお話しました。特に同質な環境に慣れている人にとっては、「心地悪さ」を伴うものだということも。頭が凝り固まる前に、気づきを得てもらえたならなによりです。
この日の講義内容は、社会人向けのダイバーシティ&インクルージョンの研修をベースにしています。企業研修の主な対象者は管理職以上ですから、学生のうちにこの授業を受けた人たちは、多様性理解を「先取り」したことになります。このアドバンテージを活かして、多様性のあるチームをリードできる人材へと成長していくことを期待します。
2015年6月27日
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近藤美樹
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近藤美樹の旧ウェブサイト「Empower Women Leaders Program」に掲載されたブログ(2014年7月~2016年4月)を転記しています。