修了式にて内田先生と
9月に開講した内田塾For Womenが12月6日に修了しました。早稲田MBAx日経のビジネス講座の初の「女性限定」講座でした。
全5回の授業には、第1回「戦略的に考える」、第2回「企画書・提案書を作る」、第3回「人を動かす」、第4回「キャリアを考える」、第5回「提言を発表する」というテーマが設定されていました。
第1回と第2回は、内田先生による受講者の発言を引き出す双方向授業で、ケースを使ったディスカッションを行い、考え方のフレームワークや実践するうえでのポイントなどが教えられました。
第3回は、内田先生が「組織において人を動かすために大切なこと」について講義され、私はロールプレイの実行と、「人を動かす~Women’s Challenge~」の講義を担当しました。受講者の方々から、職場で「人を動かす」うえでのさまざまな悩みが共有され、別途その対応策についてもお話する機会をもちました。
第4回では、ゲストに品川女子学院校長の漆紫穂子さんを迎え、漆さんの仕事観や漆さんがリードされた学校改革のお話をききました。私も、女性のリーダーシップのあり方という観点からいろいろな気づきをいただきました。私からは「女性のキャリア」についての講義をしました。ここでは、活発な発言があり、キャリアに関する受講者の悩みに他の受講者がアドバイスする場面もありました。
最終回(第5回)は、期間中に行ってきたグループワークの発表でした。グループワークのお題は、サントリー社のある商品に関するものでした。最終回はサントリーの社員の方々もいらして下さり、最も好評だったグループには「サントリー賞」が授与されました。このほか、受講者投票による「プレゼン・オブ・ザ・クラス」「内田賞」「日経賞」が選ばれました。各グループの発表は、この講座の集大成で、それぞれによい点があり甲乙つけがたいものでした。
授業終了後、リーガロイヤルホテルにて、修了式と懇親会がありました。受講者お一人ひとりに内田先生から修了証が授与され、受講者と先生とのツーショット写真撮影がありました。修了証を手にした人の笑顔とそれを見守る仲間の笑顔、なんとも温かいシーンでした。グループワークの表彰式もあり、大いに盛り上がりました。
受講者の方々は、年齢も業界・職種もさまざまでした。管理職の方も多く、ワーキングマザーもいました。共通するのは「前向きで学ぶ意欲が高い」ということでした。教室の席が前から埋まるのは珍しい!と主催者の方も驚いていました。 受講者の方々から、早速学んだことを実践に活かしている、すでに効果があった、というお話をききました。また、グループワークを通して培った「仲間」が大きな収穫でした、という声もききました。特に職場で女性が少ない方には、異なるフィールドのやる気のある女性たちとのネットワーキングは、これからのキャリアを支える財産になることと思います。
この講座を通して改めて感じた女性だけで学ぶことのメリットは、「ジェンダーバイアスや上下関係のない環境で自分の力を試すことできる」「支援的な雰囲気の中で安心して悩みや課題を共有できる」「女性の中の多様性を体感し刺激を受けられる」「有効なネットワークが構築できる」があげられます。一方、「共感を重んじるあまり、批判や反論が遠慮がち」という特徴もありました。この点は、もっと仕掛けが必要だと感じました。
ポジティブなエネルギーをわけてくださった受講者の皆さんに感謝します。受講者の皆さんの今後の成長や活躍が本当に楽しみです。
2014年12月13日
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近藤美樹
【旧サイト】終了報告 女性のためのビジネス実践講座 内田塾 for Women(早稲田MBAx日経)
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近藤美樹の旧ウェブサイト「Empower Women Leaders Program」に掲載されたブログ(2014年7月~2016年4月)を転記しています。