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このサイトでは、Value&Visionの人材育成・研修に関して、25個のコンテンツブロックをご紹介しています。(Value&Vision人材育成研修のページの下部「研修コンテンツ」タブ参照) コンテンツブロックとは、平たく言えば、例えば「戦略論」とか「自己理解・MBTI」とかいった研修ひとつひとつの科目のことです。
どこが「ブロック」なのか? アナロジーはブロック玩具(例えば「レゴ」)です。ブロック玩具の場合、個別のピースを立体的に組み合わせて建物とか乗り物とかの作品に仕上げていきます。Value & Visionは、研修科目をピース単位で切り売りすることはせず、複数の科目を、相互に整合性を取りながら組み合わせて、一気通貫のプログラムを企画・ご提供しています。従って、敢えて研修科目とは呼ばず、コンテンツ「ブロック」という言い方をしているのです。
このサイトでは、Value & Visionは「テイラーメイド」の研修をご提供します、と謳っています。しかし、「テイラーメイド」というのは、すべてを一から作るという意味ではありません。正確には、次のような2つの意味があります。
コンテンツブロックをそのまま使用することは少なく、お客様ごとに必要な修正を加えてご提示します。例えば、業界分析が入っている場合、お客様の業界ごとに内容を変えています。また、ニーズや時間制約に応じて、同じコンテンツブロックでも、ショートバージョンに仕立てをかえてご提供する場合もあります
コンテンツブロックの組み合わせを変え、かつ、不足するブロックを新設し、全体のフローを新たに構築します。お客様のご予算と研修に充当できる合計日数を踏まえて、個々のお客様の学習効果を極大化する組み合わせとフローをどう設計するか、Value & Visionはそれをとことん考え抜いています。
本サイトでは、「コンテンツブロックはすべてオリジナル」と申し上げています。25ものコンテンツブロックすべてがオリジナル、ということに「ほんとかね?」という疑問を抱かれた方もいらっしゃるかと思います。その仮想質問にお答えする意味で、どのようにコンテンツブロックを作っているのかを、ご紹介させて頂きます。
まず、最初に強調したいのは、コンテンツブロックの教材と運営手順は、一度に作ったのではなく、過去10年間少しずつ作りためていったものだということです。設立以降、研修のご依頼をお受けするごとに、必要な科目の教材・運営手順を集中して作成してきました。また、現行の研修で必要がなくとも、将来を見越して先取りして作って置くこともあります。
コンテンツブロックの教材・運営手順は、一度作ったら終わりではなく、この10年間、科目ごとに改定し続けています。研修を実行する都度、内容を振り返り、改良する手間を惜しみません。さらに、引用するデータや事例は、最新統計資料、日本内外の学術理論の進化、世の中の出来事などをベースに、常時、アップデートしています。
コンテンツブロック教材・運営手順の作成、改定のベースとなっているのは、Value & Visionの次のような経験と知見です。
①学習経験と実務経験
当サイトの「プロフェッショナル・ユニットの紹介」でご案内している通り、Value & Visionのプロフェッショナルは、コンテンツブロックのベースとなる、経営学全般、会計、人事・組織、コーチング、心理学、リーダーシップ、英語などの幅広い分野において、専門的で高度な教育を受けてきています
Value & Visionのプロフェッショナルは、ビジネスの一線での実務経験を積んでいます。自らの体験から「学術的な学びを実践に活かせる形に転換し、わかりやすく教える」ことを強みにしています
②お客様の反応、声
研修を実行してみての受講生のライブでの反応と、講師自身のやってみての違和感を、言わば「リトマス試験紙」として重要視しています
Value & Visionでは研修後に回収する受講生アンケートを「お宝」と考えています。都度、定量的、定性的に分析し、教材の進化や、運営の仕方の改善に役立てています
また、スポンサーの方々のコメントやご指摘も真摯に受け止めて、受講生アンケート同様、教材・運営手順の進化に反映させています
講義内容や教材に関して、受講生から「前に学習した内容と違う」とのご指摘を受けることがあります。確かに、「オリジナル」なので汎用的な教科書や教え方とは異なることがしばしばあります。特に重視しているのは、つぎの3つのポイントです。
ポイント1: 職場をはじめ、人生の場面で「使える」「役に立つ」ということ
厳密な理論も大事ですが、(誤解を恐れずに言うと)厳密さを多少犠牲にしても「使い勝手」を重視します。「使った」経験から、余分な理屈を思い切って捨てます
市販のケースに加え、必要に応じてオリジナルのケースも使用します
例;意思決定、ファイナンス・事業経済性計算、など
ポイント2: 「わかりやすい」ということ
論理的にきちんと整理された、わかりやすい「切り口」を独自に考えます
例;インタビューの仕方、プレゼン資料の作り方、など可能な限り、実務上の具体例や、独自の定量的分析を織り込みます
ポイント3: コンテンツブロック(科目)の間に整合性、連続性があること
例① 『自分らしいリーダーシップの確立』において、「自己理解・MBTI」、「キャリア開発」、「コーチング」、「ロールモデル発掘」などを、『自分らしさ』を軸に、使用する用語も統一させながら、連続的に展開する形をとっています
例② 「戦略論」、「マーケティング」、「ファイナンス(事業経済性計算)」、「戦略策定プロセス」を、実際の事業の立案・運営という観点から実務に応用しやすいように、相互に関連づけながら教材を組み立てています
以上、コンテンツブロックについて、みなさまの疑問を仮想質問として先取りして、ご説明させて頂きました。ご参考になれば幸いです。
2016年10月1日
投稿者:
コラム
カテゴリ:
徳田亮
Value & Vision研修における「コンテンツブロック」について
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Value&Vision の徳田亮と近藤美樹がグローバルリーダー育成、ダイバーシティ&インクルージョン推進、女性リーダー育成、経営コンサルティングなどに関する内容を、エッセイ、分析、対談など、さまざまな形式で綴ってゆきます。