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近藤美樹ウェブサイト「Empower  Women Leaders Program」がクローズしました

本日4月22日をもって、近藤個人のウェブサイトをクローズしました。

 

2014年の春。女性活躍推進の号令のもと、国や企業の女性に対する期待とプレッシャーが高まっていたとき。私は、「女性」が一括りにされて、意に沿わない特定の「型」に導かれていくのでは?と危惧しました。そして、真摯に仕事に向き合う女性たちの不安や悩みを解消し、自分らしく、のびのびとリーダーシップを発揮する支援をしたいという思いから、女性のリーダーシップ開発プログラムとウェブサイトを立ち上げたのでした。

 

あれから2年がたち、提供するプログラムの内容も発展しました。(現在の女性リーダー育成プログラムはこちらから) これからも立上げのときの思いを「原点」として心に刻みながら、さらにプログラムを進化させていきます。「原点」として、旧サイトの冒頭に掲載した「プログラム誕生の背景」を下記に転記します。

(旧サイトに掲載したブログは当サイトの「コラム」のアーカイブページに転記)

 

最後に、旧サイトに温かい推薦の言葉をくださった早稲田大学ビジネススクールの内田和成先生、IMD北東アジア代表の高津尚志さん、前 日本ロレアル副社長の坪田秀子さん、素人の私に粘り強くつきあってサイトを制作してくださった4CREATOR JAPANの大鶴りかさんに心から感謝いたします。

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はじめに 〜 プログラム誕生の背景 〜

 (近藤美樹ウェブサイトEmpower Women Leaders Programより)

 

企業の悩み「支援制度は充実させた。あとは、女性の意識の問題」

現在、日本では、あらゆる分野において女性リーダーが待望されています。その期待にも関わらず、リーダーになることを躊躇している優秀な女性は少なくありません。

女性管理職の登用が進まない多くの企業では、「女性の意識改革が最大の課題」と頭を抱えています。働く女性が増えるにつれ、女性を取り巻く環境、女性の仕事やキャリア志向は多様化しています。突出したロールモデルの経験談や定型的な研修では、一人ひとりの女性が抱える課題に対応できなくなっています。

 

女性の困惑「仕事は続ける。でも、“リーダーになること” が目的じゃない」

真摯に仕事に向き合い経験を積んできた女性でも、「リーダー」は自分には遠い存在だと感じています。

そんな女性たちの背中を押そうと、「リーダーシップに男も女もない」という檄や「女性らしさを活かしたリーダーになってほしい」という期待の声が飛び交います。

女性リーダーをとりまく議論が熱くなればなるほど、当の女性たちは困惑しています。多くの女性にとって「リーダーになること」自体が目的にはなりません。

 

これからは、一人ひとりが「自分らしいリーダーシップ」を育てる

「リーダーになること」が、「自分が成し遂げたい何かのために、ふさわしい役割につくこと」だとすれば、心を動かす女性はいるはずです。

本来「リーダーシップ」は、肩書に関わらず誰もが発揮できるものです。シンプルにいえば、リーダーシップは「目的地を示し、人々を巻き込んで目的地に到達すること」です。

リーダーシップを発揮するとき、唯一無二の正しいやり方はありません。女性特有のチャレンジがあることを客観的に捉えながらも、施行錯誤をしながら自分らしいやり方をつくりあげていけば良いのです。

 

女性リーダー育成の「今」の課題に応えるプログラム

Empower Women Leaders Program(エンパワー・ウィメン・リーダーズ・プログラム)は、女性リーダーの育成に特化した現代の課題に応えるために誕生しました。真摯に仕事に向き合う女性たちが、特定の型にはめられることなく、自分らしいリーダーシップを育てるための安全な学びの場を提供します。また、女性リーダーの育成に関わる方に客観的な視点と的確な情報を提供します。

個性豊かな女性リーダーの出現は、企業や社会に真のダイバーシティ(多様性)をもたらすことと信じています。

2016年4月22日

投稿者:

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Value&Vision の徳田亮と近藤美樹がグローバルリーダー育成、ダイバーシティ&インクルージョン推進、女性リーダー育成、経営コンサルティングなどに関する内容を、エッセイ、分析、対談など、さまざまな形式で綴ってゆきます。

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