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【旧サイト】駐日女性大使からのメッセージ(お茶の水女子大学 A-WiL国際シンポジウム)

10月28日にお茶の水女子大学が主催するA-WiL国際シンポジウム「ダイバーシティ・リーダーシップ~4大陸の駐日女性大使を迎えて~」に出席しました。


お茶の水女子大学とは、数年に渡りキャリア教育関連プロジェクトを介しておつきあいが続いています。「社会のあらゆる分野で活躍する女性リーダーの輩出」をミッションに掲げている同大学とのお仕事は、私が女性リーダーの育成に関心をもつきっかけともなりました。


今回のシンポジウムでは、アフリカ、アメリカ、太平洋地域、ヨーロッパにある国の駐日女性大使が、各国の女性の社会的地位やリーダーシップについての講演をされました。ちなみに、日本にある駐日大使館153のうち、女性大使は18名(12%)とのことです。(2014/8現在)


Q&Aセッションで「日本では女性のリーダーを増やそうとしていますが、実際にはリーダーになりたくない女性がたくさんいます。どうしたらよいでしょうか?」という質問が会場からあがりました。


それに対する最初の大使のお答えは、「学校教育を通じて女性に自信をつけること」。それを受けて次の方が「家庭での教育も重要。男の子と女の子との育て方が違うことで、女の子のリーダーシップの芽を摘むことのないように」。さらにそれを受けて次の大使は、「個々人の努力に加えて、政府がリードし社会規範を変えていくこと」と答えました。


つまり、個々人の努力、組織や国の努力、全方向での取り組みが必要だということです。私は、企業で女性がリーダーになりたがらないことを、単に「女性の意識の問題」として片づけるべきではないと言ってきましたが、大使のお話からも確信をもちました。


シンポジウム終了後のレセプションでは、何人かの大使や外交官の方とお話ができました。皆さん「日本女性のエンパワーメント」に支援的で、私が企業で働く女性の現状についてお話すると興味をもってきいて下さいました。「社会や会社が変わるのには時間がかかる。思い切って起業するなど、自分で道を切り拓く人がもっといてもいいと思う」というアドバイスもありました。


日本が変わろうとしていることに海外からの注目が集まっている、また日本の女性のエンパワーしたいという人が日本人以外にもいる、ということを実感した一日でした。


お茶の水女子大学 A-WiL国際シンポジウム

2014年10月31日

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近藤美樹

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近藤美樹の旧ウェブサイト「Empower Women Leaders Program」に掲載されたブログ(2014年7月~2016年4月)を転記しています。

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